前回まで
Luaの記事だったが、今回は
pythonである。
pybtex
pybtexは
pythonで書かれたbibtexクローンである。
つまり文献情報が書いてある.bibファイルを読みこみ、
TeXの\bibitemをつくる。
ただのクローンならこんな記事は書かない。
このpybtexはなんと、
pythonから呼びだして使うことができるのだ!!
つまりpybtexさえあれば、自前でbibtexパーザを書かずとも
自由に
pythonからbibtexソースを弄くることができるのだ。
これは文献管理用のスクリプトを
pythonで簡単に書けることを意味する。
もうJabRefなんて使う必要はない、
emacsからでも
vimからでも
zshからでも
pythonスクリプトを一つかけば解決である!
GoodReader for iPad
今回はpybtexを用いて、
iPadのGoodReaderで論文を読むために、
bibtexから文献リストのHTMLを生成するスクリプトを作成する。
GoodReaderは
iPhone/
iPad用のドキュメントビューアである。
特にPDFの閲覧に関して秀でており、注釈を付けて保存できる機能がある。
また
Dropboxと同期して、ローカルにPDFを保存できるためオフラインでも使用可能である。
しかしながら、PDFの情報を一覧するような機能はついておらず、
PDFのタイトルで管理することもできるが、できればbibtexで管理している情報を用いて管理したい。
好都合なことにGoodReaderはHTMLを読むことができ、
さらに
相対パスで指定されたPDFのリンクをそのまま開くことができる。
そこで、bibtexの情報を元にリンクを埋め込んだ論文一覧HTMLを作成し、
そのHTML上の
javascriptで検索機能を実装する。
因みに既存のbibtex -> HTMLコンバータも多数存在する。
BibTeX関連ツール - TeX Wiki:
今回はpybtexの練習と、PDFのリンクを付ける方法がわからなったので、一から作成した。
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